最新の研究例会

29年度 第1回 研究例会

 

今回は、広域ネットワーク構築に携わった経験のあるJICAボランティアと国際交流基金専門家、それぞれの視点から取り組んだ事例をお話いただきます。また、当日は会場と中米各国(コスタリカ、ニカラグア、エルサルバドル)を中継で繋ぎ、現地からの生のコメントも交えながら広域ネットワーク構築の意義や課題について多角的に考えることを試みます。参加者からのご意見、ご質問も大歓迎です。ぜひご参加ください! 

 

■開催概要

 

Ⅰ 発表  大嶺恵美さん、玉村香奈さん他

Ⅱ 発表  蟻末淳さん

 

日時: 2017年 6月17日(土) 13:30~16:00 (14:50-15:00 休憩)

場所: エルアージュ(L-AGE)小石川 2F 集会室

     文京区小石川1-17-1 クイーンズ伊勢丹上

 

司会進行: 黒田直美 当会世話人

 

 

Ⅰ 発表会 (発表+質疑応答)

表題  :中米・カリブ日本語教育ネットワーク構築と持続の試み

発表者:

(1)大嶺恵美さん(元JICA青年海外協力隊員、元国際交流基金専門家)

(2)玉村香奈さん(元JICA青年海外協力隊員)

(3)オンライン参加のコメンテーター(同ネットワークセミナー開催実行委員経験者)

コスタリカ   篠原麗奈さん、オスカル・グラナドスさん

ニカラグア   ベヒシュタイン玲子さん、ランドル・メザさん

エルサルバドル アントニア・リバスさん

 

発表要旨

とくに地理的・文化的に日本から遠い海外の地で日本人が日本語教育に携わるとき、さまざまな背景や理由から、その地域や国を超えて、より広いネットワークを追求し、構想することがある。発表者(1)は、JICA青年海外協力隊の隊員としてコスタリカで活動中、数人の隊員とともに「中米・カリブ日本語教育セミナー」を計画し、2009年、近隣5ヶ国から日本語教育関係者を招いた広域セミナーを開催した。参加国は、コスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラ、ニカラグア、ドミニカ共和国の6ヶ国であったが、その後同セミナーは毎年開催を重ねるごとに参加国も増加している。2015年と2016年はコスタリカで第7回・第8回セミナーが行われ、発表者(2)は第7回セミナーの開催・運営において中心的な役割を果たした。今夏には、第9回セミナーがニカラグアで開催される予定である。

発表者(1)は、中米・カリブ地域におけるネットワーク構築の背景、ねらい、方針、ならびにネットワーク発足当時の日本語教育セミナー実施の様子などについて、発表者(2)は、中米・カリブ日本語教育セミナーの変遷、ネットワーク持続の問題や今後の課題などについて、青年海外協力隊員として携わった視点からの総括的な発表をおこなう。さらに、中米各国の同セミナー開催経験者と会場をオンラインで繋ぎ、現地からの意見やコメントも交えながら多方向的なディスカッションを目指す。発表後は、同セミナーや、他の国・地域で広域セミナー等の開催に関った方はもちろん、参加者の皆さんとの意見交換も行いたいと考えている。

 

Ⅱ 発表会 (発表+質疑応答)

表題  :「広域ネットワークの構築の意義と課題 — 東アフリカ及び中米カリブを例に —」

発表者:蟻末淳さん 現国際交流基金専門家(メキシコ)、元国際交流基金専門家(ケニア)

 

発表要旨

「広域ネットワークの構築の意義と課題 — 東アフリカ及び中米カリブを例に —」

 本発表では、発表者の東アフリカ及び中米カリブ地域を中心とした経験から、国を越えた広域ネットワークの構築の意義とその課題について発表する。

 発表者は一カ月前まで、メキシコ日本文化センター所属の日本語教育アドバイザーとして、メキシコ及び中米カリブ地域では教師研修やネットワーク構築支援を中心に活動してきた。

現在、国際交流基金の日本語専門家においては、必ずしも日本語の授業を持たず、主にセミナーなどの教師研修や個別のアドバイザー事業、ネットワーク構築などの業務を請け負う形が主流になってきている。

 メキシコ赴任前はケニアのケニヤッタ大学に専門家として派遣されており、その際には大学派遣のため基本的な業務は授業の運営とコースデザインの整備等であった。その傍ら、在外公館の協力もあり、当時ミッションにはなかった近隣諸国の調査出張などを行い、東アフリカ初の国を越えたシンポジウムである日本語教育会議(ケニア日本語教育会議・東アフリカ日本語教育会議)を実現した。

 その後、メキシコにおいては、ネットワークの立ち上げこそなかったものの、同地のネットワークの中心である中米カリブ日本語教育セミナーへの3度に渡る参加の他、中米カリブ地域の日本語教育実施国10か国に出張し、現地日本語教育事情の調査、セミナー、ネットワーク構築の支援をしてきた。

 そして、メキシコでの任期中には、メキシコ日本語教育シンポジウムを開かれたシンポジウムにするための支援や、米国との連携によるメキシコ初の日本文化に関するクイズ大会Japan Bowl en Mèxicoの立ち上げなど、国際的なイベントの実施に関わってきた。グローバル化した社会の中で、このようなイベントも一国、一地域に限定することなく、積極的な広報活動などによる周囲への波及効果を常に考える必要がある。

 本発表ではこれまでの中米カリブ、南米地域及びアフリカでの経験から、ネットワーク構築の意義と課題、日本語教育を巡る環境、ステークホルダーとその役割、関わり方などを、できるだけ具体的に話していきたい。

 

 参加費:300円

費用は資料代・会場代として使用させていただきます。

 

お申し込みは▼こちらのフォームからお願いいたします。

 

ご来場できない方は、ライブ中継をこちら↓でご覧ください。

オンラインで質問もできます。

 

【ライブ配信ページ】

https://youtu.be/vB6E6VLxoL8

 

 

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